©️東京海洋大学鯨類学研究室 中村玄

近年、日本近海で”クジラ”を観察できるようになってきましたが、打ち上げられることも多くなり、中村氏は、クジラの解体に立ち合うために全国各地に出向いているそうです。

私たちと同じ哺乳類でありながら完全な水性適応を果たし、2時間を超える長時間、水深3000m以上という深さまで潜水できるように進化した“クジラ”について、基礎生物学的な事柄を紹介するとともに、どうしてこのようなことが可能となったのかについて、クジラの形態、生理学的な側面からお話し頂きます。

©️東京海洋大学鯨類学研究室 中村玄

講師を務めて頂くのは、東京海洋大学助教の中村玄氏です。
中村氏の著書『クジラの骨と僕らの未来』は、第68回青少年読書感想文全国コンクールの高等学校の部の課題図書になりました。
さらに本書をテーマに感想文を書いた高校生が見事「内閣総理大臣賞」を受賞し、授賞式では高校生がステージで感想文を読み上げました。
今回は著者の中村玄氏に、生物学的なクジラの面白さについてのお話をしていただきます。

開催概要

開催日

2023/7/26(水) 19:30 ~ 21:00
※申し込み締め切りは、7月23日(日)

参加資格

どなたでもご参加いただけます。

参加費

JCUE正会員・一般会員・ショップ会員・学生:無料
会員以外の方 : 1,000円 

参加方法

ZOOMというオンラインシステムを利用します。

お申し込み頂くと、2日前に『ご案内メール(URLとパスワード)』を送信させていただきます。
大切なメールですので必ずご確認ください。
※申し込みと同時に自動返信メールが送信されます。
届かない場合には、入力メールアドレスが間違っていることが考えられます。
再度お申し込みをお願い致します。

定員

100名

©️東京海洋大学鯨類学研究室 中村玄

講師経歴

中村 玄(なかむら げん)
東京水産大学(現:東京海洋大学)資源育成学科卒業
2012年東京海洋大学大学院 博士後期課程応用環境システム学専攻修了 博士(海洋科学)
(一財)日本鯨類研究所研究員を経て、2014年より東京海洋大学海洋環境科学部門で、助教をつとめる。
国際捕鯨委員会(IWC)科学委員会委員。
専門は、鯨類の形態学。とくにナガスクジラ科鯨類の骨格。
国際学会Arctic Frontiers 2013において、Outstanding Poster Presentation Award受賞。
2017年、日仏海洋学会において北太平洋産ミンククジラの頭骨形態に関する研究で日仏海洋学会論文賞 受賞。

書籍

著書 『クジラの骨と僕らの未来』(理論社)

著書は、『クジラの骨と僕らの未来』は、このようなお話から始まります。
「飼っていたハムスターが、何匹か子どもを産み、三年ほどで生涯を閉じたため、庭の片
隅にお墓を作り埋葬した。
このとき、理科室においてあるブタとウシの骨格標本のことが頭をよぎった。菊池先生は
、ブタとウシの頭を校内に埋め、微生物に肉を分解させ標本にしたようだ。
ふうむ・・・、ひょっとするとしばらくしてから掘り出したらハムスターの骨格標本が作
れるのかもしれない。ハムスターの骨格標本は、かっこいいだろうな。・・・」
小さな頃から生き物が大好きで、さまざまな動物を飼っていた少年は、ついに哺乳類最大
のクジラの研究者に。
クジラの骨を求めて、地球のきたへ、南へ。
是非、手に取ってお読みください!

共著 『鳥羽山鯨類コレクション ~東京海洋大学所蔵骨格標本の概要~』(生物研究社)
『鯨類海産哺乳類学〔第三版〕』(生物研究社)
『クジラ・イルカの疑問50』(成山堂書店)

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