JCUEでは、環境に対する意識の向上をめざして、海の世界を環境や生態系の視点から観察する方法を、いろいろな形で提案してきました。

「林先生と潜る」もその一つですし、セミナーでもいろいろな講師の方から、生物同士の係わり・生物と環境の係わりを含んだお話もしていただきました。
今回は、そんな視点で海の世界を紹介するUWインタープリター(アンダーウォーター・インタープリター)を養成しようという運びとなりました。

そうは言っても、まだまだ、ダイビング業界では認知度の低いインタープリターの世界です。
今回は、生物や生態系に興味のあるダイビングガイド向けに、インタープリターの面白さや発展性、社会的価値を紹介する「インタープリテーションの世界」をテーマとしたワークショップを開催致します。
生物好き、環境に興味ありという方の参加をお待ちしています。

そして、この新たなプログラムを少々お手伝いしていただければと考えています。

開催概要

日時 2017/5/22(月) AM 10:00〜16:00
場所 東京海洋大学品川キャンパス (詳細は申込者にお送りします)
運営費 JCUE会員:無料、会員以外:¥1,500
対象者:誰でも参加可能です。

できれば、参加者には今後の教材作成やプログラム開発を構築する上で、ご協力をお願いします。
我々と一緒に、UWインタープリター事業を担っていただきたいと思っています。

プログラムスケジュール

午前

  • インタープリテーションとはどのようなことか(レクチャー)
  • インタープリテーションの方法(プログラム体験とレクチャー)
  • 環境教育について(レクチャー)

午後 

  • プランクトンの観察。(海洋生物の観察体験としてプランクトン観察を体験してみる)
  • ケーススタディとして「プランクトンの観察」をインタープリテーション・プログラム化を検討する。
  • ダイビングガイドへの応用を議論する。

インタープリターのプログラム例

森では、以前ネイチャーゲームとして紹介された、さまざまなプログラムがあります。
下記のプログラムは、一例です。皆さんで、インタープリタープログラムの水中版を作ってみませんか。

【色探し】
参加者に色鉛筆を選でいただき、選んだ色鉛筆と同じ色の物を自然の中から探してくるというゲーム。
緑は葉、茶色は土、赤や黄は花とイメージできますが、いざ同じ色を探そうとすると同じ色はなかなかありません。
同じ色がないということから、自然界にはいろいろな色があることに気付きます。
自然界の多様性を、説明するのではなく、参加者が自ら気付くプログラムです。
教えられたことを確認するより、自分で気付いたことの方が感動するもので、自然の不思議に魅了されます。
時には、指導者が思いもつかなかった気付きをする参加者がいたりします。指導者も新しい視点を、参加者から教えられることもあるのです。
参加者の気付きを大切にするプログラムといえます。

講師

古瀬 浩史(ふるせ こうじ)

帝京科学大学 教授
一般社団法人日本インタープリテーション協会 代表理事
NPO法人 JCUE(日本安全潜水教育協会) 副会長
海の環境教育や、自然公園やミュージアム等における教育的なコミュニケーションである「インタープリテーション」の計画、指導者養成、プログラム開発等が主な専門分野。

アドバイザー

風呂田 利夫(ふろた としお)

1948年生まれ。
1970年東邦大学理学部生物学科卒業。
東邦大学理学部生物学科助手、講師、助教授を経て教授、同学部生命圏環境科学科教授。
2013年3月定年 退職、東邦大学名誉教授、東邦大学理学部東京湾生態系研究センター訪問教授。
理学博士。
JCUE正会員、NAUIのインストラクターで大学教員時代にはダイビングの実習を担当 専門は海洋生物生態学。

五味 久昭(ごみ ひさあき)

専修大学文学部人文学科地理学コース自然地理学課程卒業。
JCUE正会員。
【主な職歴】:元 三洋水路測量(株)測量地質部 元パシフィックコンサルタンツ(株)港湾部海岸課現 三洋テクノマリン(株)常務取締役:技術本部副本部長 専門分野は海岸保全計画・海岸環境工学・海岸地形学。

【海の世界を案内する専門家養成プロジェクト発足 プロローグ】

昨年5月のJCUEフォーラムでの水中写真家の越智 隆治氏の講演の中で、自分自身の子供に接する信念的なテーマとしているんです!と、
「知る」ことは「感じる」ことの半分も重要ではない【センスオブワンダー】という短編小説の一文の紹介がありました。

・・・・・・・・・・・・・・・・
海洋生物学者でもある著者レイチェル カールソン自身が、
2歳に満たない甥のロジャーと過ごした海辺の別荘で、
大地と海と空、神秘的な生き物の営みを、五感通して感じる事の大切さを幼い彼に体験させて行きます。
「知る」ことは「感じる」ことの半分も重要ではないとは、
子供達が出会う事実のひとつひとつがやがて知識や知恵を生み出す種である。
【センスオブワンダー】つまり【神秘さや不思議さに目を見張る感性】を子供たちに授ける事が、
やがて大人になり自然の源泉から遠ざかり、人工的なものに夢中になることなどに対する解毒剤となると書かれています。
・・・・・・・・・・・・・・・・

読み終えるのに、一時間もかからない短いエッセイですが、私達のダイビング指導員としてのガイドや解説にも大きなヒントを与えてくれる内容です。
この「神秘さや不思議さに目を見張る感性」こそ、私達ダイビングガイドに必要で必須な専門能力であると考えました。

そして、我々JCUEの組織には、環境教育専門家やネーチャーガイド、魚類生物専門家、物理的な海中環境専門家の会員が多く在籍しいます。そのメリットを活用すれば。新たな自然環境解説の専門家を養成するプログラム開発が可能であるとの結論に至り、本プロジェクトが発足しました。

申込フォーム

2017/4/28追記
申し込みは定員に達した為終了致しました。





LINE@で情報配信しています宜しければご登録下さい(PCから登録は出来ません)。

友だち追加数

メールマガジンの登録は こちら

facebookは こちら

twitterは こちら