『遺跡は貴重なものだから、とアクセスを制限してしまうのではなく、
たくさんの人に見学してもらい、大切なものであることを理解してもらい、
一緒に守り、ケアしてもらう、そして次世代へ繋げていく。』

地中海の水中遺跡で実践されている、ダイバーへの公開状況や、沖縄海域における水中文化遺産の保存・活用の仕組みづくりについてご紹介いただきます。

海の底に沈む遺跡へ思いを馳せてみませんか?皆さまのご参加をお待ちしております。

目次

アウトライン

  1. 海の遺跡とは?水中文化遺産とは?
  2. 地中海とは?(地中海の歴史的背景の概要)
  3. 地中海で見学することができる遺跡の事例紹介
    シチリア島の空飛ぶ船が見られるカラミノアの入江に沈む古代ローマの輸送船
    温泉の街バイア湾に沈むローマ皇帝の別荘
    ギリシャの海で沈没した古代ローマの死者のための船と神殿の柱を積んだ船
    マルタ島沖に沈む第二次世界大戦の戦闘機
  4. 水中文化遺産の保存と活用
  5. 石垣島での取り組みについて
    屋良部沖海底遺跡の概要
    屋良部沖海底遺跡での取り組みーセレクティッド・スペシャリティー・コースの設置

開催概要

開催日時

2021/ 3/29(月) 19:30~21:00 (開場 : 19:15)

セミナー開始5分前になりましたらURL(メールでお送りする)をクリックし、セミナー視聴にご参加ください。
セミナー終了後、オンラインのまま気軽な懇親会の開催を予定しております。
お気軽にご参加ください。

参加資格

どなたでもご参加いただけます

参加費

JCUE正会員・一般会員・ショップ会員・学生 :無料  
会員以外の方 :1,500円

参加方法

ZOOMウェビナーというオンラインシステムを利用します。

通常のZOOMと違い、他の参加者は見えず、視聴者としてのご参加となります。
チャットを利用してのご質問は可能です。

お申し込み頂くと、担当者から『ご案内メール』を送信させていただきます。
大切なメールですので必ずご確認ください。

定員

99名

講師プロフィール


中西 裕見子 (なかにし ゆみこ)
  1975年 生まれ
  ケンブリッジ大学大学院考古・人類学部考古学科修了
  現在 大阪府教育庁文化財保護課総括主査(考古学技師)
  ダイブチームムラタ ダイブマスター(NAUI)
  著書:地中海の水中文化遺産
  南西諸島を中心に水中文化遺産の調査研究、活用に取り組んでいます。
  レジャーダイビング歴8年、趣味はもちろんダイビング、シュノーケリング。
  フリーダイビングにも挑戦したいと思っています。

著書

地中海の水中文化遺産 (同成社)

講師から

歴史を語る遺跡は陸上だけでなく、海や河川など水の中にもたくさん存在します。
今回ご紹介する地中海は、古くから海上交通の要所であり、たくさんの船が行き交う海の道でした。多くの文化は地中海を通じて交流し、発展していきました。
その様子が海に沈むたくさんの遺跡から見て取れます。
 
また、リゾートイメージの強い地中海かもしれませんが、実は、ダイビングやシュノーケリングで見学することができる海の中の遺跡がたくさんあります。

遺跡は貴重なものだから、とアクセスを制限してしまうのではなく、たくさんの人に見学してもらい、大切なものであることを理解してもらい、一緒に守り、ケアしてもらう、そして次世代へ繋げていく。それが理想的な形だと、私は考えています。

地中海の海の遺跡ではそれを実践しているところがたくさんあります。
その取り組みをご紹介するとともに、私たちは石垣島にある、屋良部沖海底遺跡で、
地元のダイビングサービスと一緒に、海の遺跡を保存、活用していく取り組みについて進めているところです。
海底遺跡ダイビングのセレクティッド・スペシャリティー・コースを設置する準備をしており、それについても合わせてご紹介させていただきます。

申込み

申込み受付は締め切りました

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