2024年の夏は、記録的な猛暑となり、6~8月の東日本では平均気温が平年を1.7度上回るなど、過去最高水準に達しました。この異常な暑さの背景には、太平洋高気圧やチベット高気圧、そして日本近海の海水温の上昇が関係しています。特に温暖化が気温と海水温の「底上げ」を引き起こしていると指摘されています。
2024年の海洋熱波は、特に危機的な状況です。世界平均海水温は6月に20.85℃を記録し、観測史上最も高い6月となりました。この急激な海水温の上昇は、エルニーニョ現象と相まって、異常気象をさらに激化させるだけでなく、サンゴの白化や海洋生態系全体にも深刻な影響を与えています。
今回のセミナーでは、これらの影響について、「温暖化による影響」、「黒潮の蛇行」、「サンゴの適応性」、そして市民が参加できるサンゴマップの重要性について考えていきます。
アウトライン
温暖化の傾向、黒潮蛇行、高水温と生態系の影響、サンゴの高水温に対する適応性などを踏まえ、データ収集の必要性や市民参加型の「サンゴマップ」の役割と意義をお話いただきます。
開催概要
開催日時
2024/9/25(水) 20:00~21:30 (19:50〜受付開始)
※申し込み締め切りは、9/23(月)
参加資格
どなたでも、ご参加いただけます。
参加費
無料
参加方法
ZOOMというオンラインシステムを利用します。
チャットを利用してのご質問は可能です。
- 当日のZOOMのURL/PWにつきましては、前日に『ご案内メール』を送信させていただきます。大切なメールですので必ずご確認ください。
- 申し込みと同時に、自動返信メールより申込確認が届きます。届かない場合には、記入メールアドレスが間違っていることが考えられます。
恐れ入りますが、申込みフォームから再お申し込みをお願い致します。
定員
100名
開催
主催
サンゴマップ実行委員会 https://www.sangomap.jp/
共催
NPO 日本安全潜水教育協会(JCUE)
演者プロフィール
熊谷 直喜(KUMAGAI, Naoki) 博士(理学)
国立環境研究所 気候変動適応センター 主任研究員
研究対象は、造礁サンゴ群集や海藻藻場。気候変動に伴う生態系の変化観測、観測記録のデータベース化、生態系への気候変動影響の解明・将来予測などを行っている。3歳の時、生物学者にオレはなる、と豪語した模様。
申込
申込は定員に達した為締め切りました