JCUEアンダーウオーターインタープリター主催 「簀立(すだて)観察セミナー」 東京湾には生き物がいっぱい 昨年5月、コロナ蔓延に伴う緊急事態宣言で中止となった企画の再チャレンジです。 東京湾の干潟には、カニや貝等たくさんの生物が生息しています。また干潟にはハゼやカレイ、コチ、アカエイなどの魚が餌を求めて満潮時に侵入...
JCUE認定アンダーウオーター・インタープリタープログラム紹介
海洋生物学者でもある・レイチェル カールソン・の著書に【センス・オブ・ワンダー】という短編小説があります。
その著書の中に「知る」ことは「感じる」ことの半分も重要ではないとの一文があります。
その言葉通り、2歳に満たない甥のロジャーと過ごした海辺の別荘で、大地と海と空、神秘的な生き物の営みを、五感通して感じる事の大切さを幼い彼に体験させて行きます。
子供達が出会う事実のひとつひとつがやがて知識や知恵を生み出す種である。
【センス・オブ・ワンダー】つまり【神秘さや不思議さに目を見張る感性】を子供たちに授ける事が、
やがて大人になり自然の源泉から遠ざかり、人工的なものに夢中になることなどに対する解毒剤となると書かれています。
読み終えるのに、一時間もかからない短いエッセイですが、私達のダイビング指導員としてのガイドや解説にも大きなヒントを与えてくれる内容です。
この「神秘さや不思議さに目を見張る感性」こそ、私達ダイビングガイドに必要で必須な専門能力であると考えます。
アンダーウォーター・インタープリター養成活動
JCUEは、「水中環境を直接的に監視できる長所を生かした環境保全活動や、環境教育の普及啓発に関する事業を行なうことによって、社会に貢献すること」を活動目的の一つとしています。
私たちはこの目的を踏まえて、「環境に対する配慮」、「海洋環境の変化に対する気付き」、「自然環境保全の重要性」などの環境に対する意識の向上を、すべてのダイバーに対して提唱したいと考えています。
そのためには、一般ダイバーが今までとは違った視点や感性でダイビングを楽しめるようになること、生態系の仕組みを正しく理解することが大切です。我々JCUEの組織には、環境教育専門家やネーチャーガイド、魚類生物専門家、物理的な海中環境専門家の会員が多く在籍しいます。そのメリットを活用し、新たな自然環境解説の専門家を養成するプログラム開発を行い、水中環境や生物の不思議などをわかりやすく解説できる『アンダーウォーター・インタープリター(UW・インタープリター)』と呼称する新たな資質を持つ指導者の養成活動を実施しております。
認定セミナー
2017年12月に、伊豆半島富戸で「アンダーウォーター・インタープリター」の認定実技セミナーを2日間で開催し、第一回のセミナーで21名が認定を受けました。今後も新たな視点でダイビングガイド向けのプログラムを開発し、第二回.三回と「アンダーウオーター・インタープリター」の認定セミナーも開催を計画してまいります。