テーマは「是非ともダイビング現場に医療用酸素を」です。
GWも間近になり、これからの季節はダイビングが活発になります。
最近のダイビング事故の原因の一つとして、溺水や海水誤飲なども多い傾向にあります。
事故を未然に防ぐことが最重要ではありますが、実際に事故が起きた時の対応が生死を分けることもあるのです。
そこで、今回は実際にダイビングを行うサービス等での「医療用酸素の必要性」についてJCUE理事でもある村田幸雄氏にお話しいただきます。
ダイビングのオンシーズン突入前に、是非ともご参加いただければと思います。
目次
1.アウトライン
医療用の酸素は日本薬局法の定める処方薬であるため、一般が使用することはできない。しかし、減圧障害や溺水事故でのファーストエイドで、純酸素を使った応急処置は有効であることが認められている。
平成28年5月27日付で厚生労働省医政局(受領027第3号)、医療用酸素救護について「ダイビングやプール等の事故での医療用酸素の使用に係るQ&A」の文書が公表された。「人命救護での応急手当での医療用酸素の使用」の解釈がより明確になりました。
溺水は、鼻や口に液体が侵入して呼吸機能が低下し、酸素がうまく体内に取り入れることができない状態になる。その結果として心停止に至ります。溺れは、優先される対処としては血液に酸素を与えて心停止に至らないようにすることが重要になります。
ダイビングでは呼吸するガスの窒素の影響で、ダイバーに様々な悪影響を与えることが判っています。体内に過剰に蓄積された窒素の影響を高濃度酸素を用いることで、それらの諸症状が緩和されたり、回復してくれることが判っています。
これまでに潜水事故や溺水事故等で、現場に医療用酸素があったことでダイバーや溺水者が助かった事例が多数報告されるようになりました。このセミナーでは、医療用酸素の必要性と、取扱うにあたり事前の講習を受ける重要性をお話します。
2.開催概要
開催日時
2023年4月24(月) 19:30~21:00(19:15~受付開始)
※申し込み締め切りは、4/21(金)
参加資格
どなたでも、ご参加いただけます。
参加費
参加費:
JCUE正会員・一般会員・ショップ会員:無料
学生:無料(学校名を記載してください)
会員以外の方:500円 クレカ決済のみ
参加方法
ZOOMというオンラインシステムを利用します。
チャットを利用してのご質問は可能です。
1. 当日のZOOMのURL/PWにつきましては、2日前に『ご案内メール』を送信させていただきます。大切なメールですので必ずご確認ください。
2. 申し込みと同時に、自動返信メールより申込確認が届きます。届かない場合には、記入メールアドレスが間違っていることが考えられます。
恐れ入りますが、申込みフォームから再お申し込みをお願い致します。
定員
100名
3.演者プロフィール
村田 幸雄
(1952年生まれ,インストラクター資格取得:1976年11月 潜水指導団体:NAUI)
2005年より酸素減圧の実験を行っています。
2008年3月に水中にて肺嚢胞の破裂を経験。無事に生還した。「もらった生命を大切に」
1994年より海上保安庁の協力を得てヘリコプターを活用したダイバーレスキューの実証実験と潜水事故対策訓練も指導した。
沖縄県でのドクターヘリについては2005年の浦添総合病院での立ち上げ時から参画。主に潜水事故対応での航空搬送の検証も行っている。現在は、沖縄県ドクターヘリ運航調整委員会に潜水事故対応としてオブザーバー参加。
2010年より沖縄県消防学校での潜水指導教官を拝命。沖縄県内全ての消防署員対象の水難救助隊員教育に携わっている。
初心者指導、ダイバーレスキュー、酸素講習等を専門に行っている。
4.申込フォーム
申込は締め切りました。