毎年場所を変えて開催される「林先生と潜る」。今年は林先生のお膝元、神奈川の三浦海岸で「三浦 海の学校 – オーシャンアカデミー」(http://ocean-academy.net/miura/)のご協力のもと開催されました。
林先生は横須賀のお生まれで、横須賀市の自然人文博物館に長年勤務され、館長まで務められので、横須賀の海は地元へ戻ってこられた感じです。
 今回潜った場所は海の学校の前に広がる海で、この湾は「諸磯」と言われ、昔から自然観察のフィールドとして有名で、林先生もこのフィールドでの自然観察を何度もされたそうです。でもこの磯をスクーバで潜るのは初めてで、林先生自身も今回の企画を楽しみにしていらっしゃいました。

解説は、海に入る前に周辺の地形や植生を観察することから始まりました。

海に潜る前に、周りの植生や地形を観察し、海の中の様子を想像します。
三浦の海も豊かな緑を抱え、地質は砂岩の硬い層と柔らかい層がミルフィーユのように重なり合っていました。水中ではやわらかい層が削られて、水中に生物の隠れる多数の隙間を供給していることが予想できます。

<8時前に到着したメンバーは林先生と本当に一緒に潜れた>

今回の先生のお話は、森から染み出す水が海藻に影響を与えているという話から始まり、イシサンゴ、カニの脱皮の話、ウニの管足の役割、オオヘビガイの投網、アワビと外来寄生貝、メバルを例に根付きの魚 ネンブツダイの群れの中でオスの産卵の兆し、などの講演で、2時間が瞬く間に終わったという印象でした。

今回も、海に潜れば必ず会える見慣れた生物の不思議を解説する講演でした。林先生の話によって、参加者の目からたくさんの〝うろこ“が落ちたことでしょう。

開催の概要

講師プロフィール

林 公義(はやし まさよし)
神奈川県横須賀市生まれ
日本大学農獣医学部水産学科卒業
横須賀市自然・人文博物館館長を経て2011年に同館館長を退職
この間、東京大学総合研究資料館客員研究員、横浜国立大学環境科学研究センター客員研究員、日本魚類学会評議員を歴任

現在は横須賀市自然・人文博物館専門委員、日本大学・北里大学・東海大学の非常勤講師を務める

専門は魚類分類学
日本自然保護協会や日本野鳥の会金川支部などでの教育普及活動の功績により、2003年に自然環境功労者として環境大臣表彰を受賞

現在は日本安全潜水教育協会でのダイビングによる水中環境教育や『NHK夏休みこども科学電話相談』などラジオやテレビ放送番組をとおしての教育普及活動も注力

著書

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「魚の大常識 (これだけは知っておきたい))

「ハゼガイドブック」

「NHKカルチャーラジオ 科学と人間 いのちの揺りかご 海の生物の不思議 (NHKシリーズ)」

「だぼはぜよしのぼりのぼうけん (かがくのとも特製版)」

「フィッシュ・ウォッチング 」

「私の博物記―林公義写真集 (Bee books)」

等々

主催・共催

主催 特定非営利活動法人 日本安全潜水教育協会
共催 三浦海の学校




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この記事を書いた人

山中 康司
㈱トーイダイビング企画代表
NPO・日本安全潜水教育協会 会長 山中康司
福岡県北九州市の生まれ
法政大学でダイビングを始めて西伊豆黄金崎公園でダイビング現地サービスの運営に携わっています。