第25回 JCUEセミナー スクーバダイビングと体内窒素分圧 その1
『ダイブコンピュータの基本メカニズムと減圧症予防法』

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講師 今村昭彦

主テーマ

ダイビングをすれば体内組織の窒素分圧も上がります。
ダイブコンピュータは人体と同じように幾つかの組織(コンパートメント)に分けて、潜降、浮上による体内窒素分圧の変化を計算。
無減圧潜水とは各コンパートメント毎に決められた限界圧力点以下でダイビングを行うことで、この限界点を超えると減圧潜水が必要となります。
減圧症に罹患したダイバーはダイビング中及び浮上時点の体内窒素分圧が高いという傾向が見られます。
この体内窒素圧の変化と減圧症の相関関係、そして安全な潜水とはどんなものかを考えます。
※1回目の聴講は必須ですが、2~4回はそれぞれ独立した内容となっています。

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第25回 JCUEセミナー スクーバダイビングと体内窒素分圧 その1
『ダイブコンピュータの基本メカニズムと減圧症予防法』

ダイバーなら絶対に知っておかなくてはならないダイブコンピュータの基本的なメカニズムとそれが示す無減圧潜水時間の危険性、そして減圧症罹患者のダイブプロファイル及び体内窒素分圧傾向と 減圧症の予防法を分かりやすく解説。
ダイブコンピュータの登場によってむしろ減圧症罹患者が増えたという理由と安全な潜水とは何かを考えます。
※東京では2016年11月16日に芝浦工大芝浦キャンパスで行った講演会と同じ内容です。

■日時

2017/1/25(水)・2/1(水)・2/15(水)・3/1(水)
18:30 受付開始
19:00 開始
20:30 終了予定

■会場

住所 マイスペース&ビジネスブース 池袋西武横店
〒171-0022
東京都豊島区南池袋1-16-20 ぬかりやビル2階 7号室
電話番号 03-5960-0056

■参加資格

どなたでもご参加いただけます

■参加費

JCUE正会員 無料
JCUE一般会員 無料
非会員 ¥1,500
学生 無料
※ 会場はフリードリンクとなっておりますのでドリンク料としてお1人¥500別途頂戴いたします。

■定員

30名

申し込みは以下より

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シリーズ2回目以降は下記をご参照ください

2017/2/1(水) 第26回 JCUEセミナー スクーバダイビングと体内窒素分圧 その2
『減圧症罹患ダイバーのダイブプロファイル実例』

減圧症に罹患したダイバーの典型的なダイブプロファイルを数例あげて罹患理由を検証します。
最も事例が多いダイビング中及び浮上時点の体内窒素分圧が高いダイバー、ダイビング中に浮上速度違反をしたダイバー、飛行機搭乗時点に残留体内窒素分圧が高かったダイバーなど、具体的な事例から減圧症を予防するためにダイバーは何をすべきかを考えます。

2017/2/15(水) 第27回 JCUEセミナー 「スクーバダイビングと体内窒素分圧 その3」
『レジャーダイビングにディープストップは必要か?』

レジャーダイビング用のダイブコンピュータに備わっているディープストップ機能の有効性は最近疑問視され始めています。
マイクロバブルの発生を抑えるという気泡論のディープストップですが、深目の水深に留まることは窒素の吸収、即ち溶解論では当然危険方向に向かいます。
テクニカルダイビングでは有効とされるディープストップがレジャーダイビングに有効か否かを考えます。

2017/3/1(水) 第28回 JCUEセミナー 「スクーバダイビングと体内窒素分圧 その4」
『体内窒素分圧を抑える理想的な潜水軌跡を考える』

減圧症の発症とダイビング中及び終了時点の体内窒素分圧には密接な相関関係があります。
一見同じようなダイビングでも潜水軌跡の違いによってダイバーの体内窒素分圧状況は大きく異なります。
通常水深5mで3分間行う安全停止時間も、本来はその前のダイブプロファイルで決めるべきもの。
シミュレーターで作った数多くの例から、理想的な潜水軌跡とは何かを考えます。

■講師プロフィール

今村昭彦(いまむらあきひこ)

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大学卒業後に日本電気株式会社に就職、1989年スポーツ用品メーカー株式会社タバタに転職する。
同社で宣伝広報活動の他、カタログ制作や取扱説明書の制作、WEBページの制作、商品開発業務など幅広く携わる。

減圧症に罹患して苦しむ友人が多数出始めたことから、2000年代に入ってダイブコンピュータと減圧症の相関関係を独自に研究し始め、その結果を元に2007年に「減圧症の予防法を知ろう」をTUSAホームページ上に著述する。

2011年1月日本高気圧環境・潜水医学会「小田原セミナー」で「ダイブコンピュータが示す無減圧潜水時間の危険性」という演題の講演を行って以来、日本体育協会公認スクーバダイビング指導員更新研修会、日本水中科学協会総会、同マンスリーセミナー、同ワークショップ、関東学生潜水連盟研修会など講演を多数行う。

また、組織別の体内窒素バーグラフを採用したTUSAダイブコンピュータIQ-850の基本コンセプトを考案した他、同DC-Solarシリーズのアルゴリズム調整やM値警告機能なども考案。

2016年8月新しいダイブコンピュータの開発という夢と減圧症予防法啓蒙活動を本格的に行う目標のために株式会社タバタを退職。

現在に至る。

ダイビングと海の総合WEBサイト「オーシャナ」で安全潜水に関する連載記事も執筆中。

申し込みは以下より

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