U. S. Navy Diving Tables は、rev.6で大きく変わったということで野澤さんの講演をお聞きした。
以前からJCUEのセミナーで「ハーフタイムやM値」についての勉強してきていたが、しかしガスの排出にかかわる大きな疑問は浮上に関する減圧時間や浮上速度をNAVYが変更したことで新たな根拠がお聴きできるのではないかと期待が膨らんだ講演でした。
Rev6 ChangeAで変更点として潜降速度、浮上速度の変更や10Fswの減圧停止が20Fswに変わった意味についての話や、水面と水中での酸素と使った減圧や新しいテーブルを使って説明がされた。
また、E-EモデルからE-Lモデルへの変更により潜水時間が長くなると今まで以上に減圧時間が長くなった。
それは吸収の過程は指数関数的に計算できるが、排出の過程は、組織間でのガスの移動が起こり複雑になっている。
排出の過程で理論的に解説はNAVYでも難しいのかもしれないが、減圧症罹患率の確立のデータを踏まえて10fswでの減圧停止を廃止し20fswにしても罹患率が変わらないことや、水中と水面での酸素減圧は顕著に減圧症罹患率を下げるというNAVYにしかできないデータによったテーブルの変更だった。
最後に 、今回の講演はE-Lモデルの話などまだまだ掘り下げてお話をお聴きしたいコンテンツがちりばめられていたので、今後もセミナーなどが続くことを期待したい。
日時 | 2015/4/3(金)
13:00 受付開始 |
テーマ | U. S. Navy Diving Tables は、rev.6で大変身した! |
参加費 | JCUE会員無料、その他の方¥1,500 学生¥1,000 ※学生さんは学生証提示で入場料¥1,000 |
アウトライン | 10fswでの減圧停止の廃止について 水中酸素減圧と水面酸素減圧 繰り返し潜水時間の変更 潜水時間が長くなると減圧時間が顕著に長くなる 水面休息時間による繰り返し記号の変更点 |