【開催報告】『命を守る着衣泳 ういてまて講習会』東京都江戸川区立二之江第二小学校
東京都江戸川区内の企業が社会貢献事業として「命を守る着衣泳講習会」を地元の小学校で開催しています。JCUEメンバーはその講習会で着衣泳講師を担当しております。
今年で14回目の開催となります。
開催概要
開催日: 2025年7月4日(金) 5~6時限目
開催場所: 東京都 江戸川区立二之江第二小学校 屋外プール
主催: 株式会社 山内工務店
主管:NPO日本安全潜水教育協会
受講対象
江戸川区立二之江第二小学校 6年生2クラス 66名
スタッフ
安全管理のできるダイビングリーダーシップ、ういてまて指導員が担当しました。
ういてまて指導員 5名、安全管理員2名
ご支援
株式会社 山内工務店さまから、スタッフ謝礼金のご支援をいただきました。
講習内容
児童の習得目標
- 衣服や浮具の助けを得て「背浮き」ができるようになる
- チェーンオブサバイバル(救命の連鎖)で、溺者とバイスタンダーの役割を理解する
昨年までは、事前に「紙芝居」の動画を視聴してもらっていましたが、今年は、学びを重視した「8分間ビデオ」を視聴してもらいました。
熱中症対策もあり、昨今はプールサイドでの口述時間を極力少なくしております。理論的に「人の浮き沈み」などを事前学習で学ぶことにより、口述は短時間でも実技のコツを早く掴むことができる効果がありました。
ういてまて(着衣泳)とは
服を着たまま、靴を履いたまま、万が一落水してしまった時にセルフレスキューで助かる方法です。泳ぐのではなく、身体内や服・靴に含まれている空気を活用して仰向けに水に浮いて「背浮き」をすることです。泳がなくても呼吸の確保ができます。
まずは、呼吸の確保をすることが救助されることに繋がります。
ういてまて講習会
受講者は服や靴が浮く助けになることを理解し「背浮き」の練習がはじまります。
身近な物を浮具にすることも学びます。講習の最後には、効果測定として静かに浮き続けることもおこないます。
また、もし落水した人がいたら浮くものを投げたり、救助の専門家を呼んだり、声かけをしたりするというバイスタンダーの手法も学びます。
JCUEでは〈水辺を安全に楽しむ事故防止〉や〈ライフジャケット着用推奨〉についても講習に組み込んでいます。
水の事故は依然として後を絶たず、今後も継続的な安全教育の重要性を痛感しております。
私たちは、一人でも多くの命を守るため、水の事故をなくす活動を続けています。
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