本栖湖クリーンアップの水中清掃を担当するJCUE活動レポートです。
本栖湖清掃の工夫から、カヌーダイビングが生まれました!
ダイバーやカヌーリストの陽気な遊び心は、清掃さえも遊びにかえてしまいます!
そして、今年はなんと!「潜らんダイビング」が始まりました!
ゴミ拾いもなかなか、楽しいもんです!
この記事はnoteでも読む事が出来ます、内容は同じとなります。
目次
開催概要
- 主催:本栖湖を愛する会、
MOTOSUKO DIVE RESORT(本栖湖ダイブリゾート) - 後援:本栖湖観光協会、本栖湖漁業協同組合、本栖湖西部観光協会、富士河口湖町
- 協力:NPO法人 日本安全潜水教育協会(JCUE)
本栖湖子どもクラブ、Aqua Trail - 協賛:伊豆海洋公園ダイビングセンター
※この事業は「公益財団法人 粟井英朗環境財団」の助成をうけて開催されました。 - 日時:2015年6月6日(土) 8:30~12:00
- 場所:山梨県本栖湖
- 参加条件:Cカード保有者など
- 参加費用:無料
開催内容
- 天気:曇のち晴れ
- 気温:15℃~20℃ / 水温:15℃前後
- 参加人数 ダイバー90名(ダイビング関係陸上スタッフ含む)
- ゴミ収集量約 1.5t(一般陸上清掃含む)
- ゴミの種別
ガラス破片・・・飲料水ビン、酒ビン
金属破片・・・飲料缶
プラスチック系・・・ビニル袋、弁当パッケージ、使捨ライター、飲料ペットボトル
レジャーゴミ・・・シート、釣り具、蛍光棒、ロープ、ウインド製品、ゴルフボール
開催報告
今年で、14年目となりました。 「長年継続しており、ゴミは減りましたか?」という質問をよく受けますが、引き上げ回収のゴミの量は、ダイバー参加人数と比例しているようなので、一概にはなんとも判断はつけづらいところです。
今年などは・・・1980年代前半のビール缶が回収されて、懐かしく見入っていた参加者もいたようでした。古いビン、カンが回収されてくるのを観ると、まだまだ清掃活動も継続しなくてはならないと感じています。
また、淡水生物が人工物を住処にしているところも目にすることがありました。清掃活動で、このような場面では気をつけてあげるところです。
今後はゴミの種類、投棄された時期など細かく集計し、水面下を監視できるダイバーから、リアルな情報を発信してゆきたいと考えています。
さて、今年は、初の試みで「もぐらんダイビング」というボートダイビングがおこなわれました。「もぐらん」は本栖湖の観光船(グラスボート)の名称です。今まで行けなかった区域へ潜ることができました。
恒例の「カヌーダイビング」もおこなわれました。近年は、ダイバー自らで漕いで出陣いたします! 湖上からの富士山の眺め、みなもを渡る風の心地よさは格別のようです。
継続活動はダイバーだけでなく、地元の皆様からの参加者への「炊き出しカレー」も第1回目からご提供いただいております。
参加者ダイバーは「地域への想いもあり、毎年楽しみなイベントになっている」と話しておられました。
また、「日頃の生活を見直すよい機会です。 ゴミ拾いは奥が深い!!」と話されている参加者もいらっしゃいました。
報告:JCUE理事 早川 弘子