東京都江戸川区内の企業や団体が社会貢献事業として「命を守る着衣泳講習会」を地元の小学校で開催しています。
JCUEはその講習会に着衣泳講師を派遣しております。
講習会概要
日時:2024年7月10日(水) 10:45~11:45
主催:株式会社 山内工務店
会場:江戸川区立 二之江第二小学校 屋外プール
対象:6年生 63名
指導員:着衣泳指導員 4名
安全管理員 2名(ダイビングインストラクター)
児童たちには、事前に「ういてまて紙芝居」でビデオ学習をしてもらい、実技に臨みました。
プールサイドで指導員があいさつをしていると、さっそくに『ういてまて!』という声を出す児童がいました。事前学習の効果でしょうか?
着衣で水に入ることが初めての児童は、最初のうちは衣服がまとわりつく感覚に驚いたような声を出していましたが、靴を履き仰向けになり「背浮き」の姿勢をとらせると、次々と浮くことができるようになっていました。中には、浮き具であるペットボトルを放して大の字で浮いている児童も見られました。
身の回りで浮く助けになるものを紹介して、実際に浮き具として利用してもらいました。
ランドセルや、お菓子の入った袋は、どの児童にも人気があります。
講習の最後は、児童たちにチェーンオブサバイバル(救命の連鎖)を体験してもらいました。
誤って落水する役、バイスタンダーのお友だち役などを児童が担当し、119番通報する大人の役は先生が担当しました。
事故が起きたときだけでなく、水辺で遊ぶときのリスクヘッジを意識することを願い「”ういてまて”を友達や家族にも伝えてね」という言葉で講習会を終えました。
着衣泳とは
服を着たまま、靴を履いたまま、万が一落水してしまった時にセルフレスキューで助かる方法です。泳ぐのではなく、身体内や服・靴に含まれている空気を活用して仰向けに水に浮いて「背浮き」をすることです。泳げなくても呼吸の確保ができます。
ういてまて・着衣泳講習会
受講者は服や靴が浮く助けになることを理解し「背浮き」の練習がはじまります。
身近な物を浮具にすることも学びます。講習の最後には、効果測定として静かに浮き続けることもおこないます。
また、もし落水した人がいたら浮くものを投げたり、救助の専門家を呼んだり、声かけをしたりするというバイスタンダーの手法も学びます。
JCUEでは〈水辺を安全に楽しむ事故防止〉や〈ライフジャケット着用推奨〉についても講習に組み込んでおります。
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